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「ふもと旅館」は黒川温泉の中でも珍しい2種類の源泉を持つお宿。
湯量も豊富で、2つ合わせると、およそ毎分300リットルとなる。

全16室、収容人数50名の規模であれば、通常、大浴場だけで考えれば、毎分50リットルあれば、かけ流し(常に新しい温泉を湯舟に注ぎ、溢れさせて温泉を新鮮に保つ方式)ができると言われているが、この宿は男女別や混浴の湯舟の数だけで6つ、貸切風呂で7つ。つまり、客室数16に対して13の湯舟があるという、規格外の湯宿と呼べるかもしれない。

「ふもと旅館」は、黒川温泉の中心にあり、全国的に話題となった日帰り入浴ができる「入湯手形」の利用者も多いお宿。
日帰り客と宿泊客を分けて考えて、このお風呂の多さにつながったかもしれないが、社長夫妻のサービス精神には恐れ入る。

その日帰り客(入湯手形の利用客)が利用するのは、本館から太鼓橋でつながっている「湯小屋」と呼ばれるエリアにある。
「うえんの湯」(女湯)と「もみじの湯」(男湯/21~22時は女湯)の露天風呂がそれにあたる。
宿泊客専用は、男女別の内風呂と貸切の「檜の泡風呂」。

これらの湯舟に注がれている源泉は「単純硫黄泉」。
pH3.48の弱酸性で、硫化水素型と呼ばれる硫黄泉となっている。
硫化水素型の硫黄泉で代表的なのは、蔵王(山形)、草津(群馬)、雲仙(長崎)などがあるが、これらはゆで卵のような匂い(硫化水素臭)を発する、濃厚で白濁した温泉。
酸性度も強く、肌が弱い人は多少ピリリと感じる。
しかし、「ふもと旅館」の硫黄泉は、人肌のpHに近い弱酸性で、刺激も少ないから、赤ちゃんも安心して入浴できる優しい泉質となっている。

もともと硫黄泉は、「美肌の湯」4大条件のひとつに数えられ、ニキビや吹き出物が出やすい人や、肌の余分な皮脂を落としてくれるので、オイリースキンタイプの人にいいとされている。

そして、別館BRに備わる数多くのお風呂(男女別と貸切風呂)に注がれているのが、「弱アルカリ性単純温泉」(pH7.45)。
「弱アルカリ性」というのは、前述の「美肌の湯」4大条件のひとつでもある。
アルカリ性の湯は、いわゆる石けんと同じ役割を果たす。
つまり、肌表面の古い角質をふやけさして落としやすくする。
だから、入浴後は、肌がツルツルスベスベになる感触を得られるのだ。

そして「単純温泉」とは、含有成分が一定量に達していないものを指すが、これはつまり成分がうすく、肌に優しい泉質であるという意味でもある。
刺激が少ない分、赤ちゃんや年配の方向きと言え、さらにいえば湯あたりもしにくい泉質と言える。

いかがだろうか。
「本館・湯小屋」と「別館BR」の異なる泉質を交互に体感し、それぞれ個性的な湯舟に浸かる・・・まさに、「ふもと旅館」の最大の魅力がこれなのである。
予約もせず、空いているお風呂に入る方式も、簡単でいい。

しかも、これらの温泉が、地下から湧出する、そのままの状態で湯舟に注がれているのが温泉ファンとしては嬉しい限りだ。
ほとんどの温泉宿が、循環ろ過装置を導入するなか、「ふもと旅館」の湯守精神は尊敬に値する。
循環ろ過装置を導入するという事は、湯温の調節も機械がしてくれるという事。
作業効率の事を考えれば、相当楽なはずだ。
しかし、「ふもと旅館」は、源泉かけ流し方式に固執するため、湯温の調節は、湯舟に注ぐ温泉の量で調節している。
その時の外気温も、もちろん湯温に関係する。
そんな微妙で、繊細な作業も、源泉かけ流しの温泉は、絶対に必要なのである。

黒川温泉 有限会社 ふもと旅館
〒869-2402
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6697
TEL:0967-44-0918